前回試作した基板の問題点として、
- 折り取り用のスリット位置に車両側の支えがくると、室内灯が垂れ下がってしまう
- 1608サイズのLEDは青みが強い白の製品が多く、その上値段も高い
- 電圧レギュレータを使っているのに明るさが電圧によって変わってしまう
がありました。
1の問題は、スリット形状を変更することで対応
2の問題は、3014サイズの照明用LEDに部品変更することで対応
最後のレギュレータの問題は、実験を繰り返した結果、PWM制御の際、室内灯に載せた半導体の応答速度が遅いことと、
PWM制御によって電圧オン時のみ5Vに降圧されるため、出力側には5Vが入力側と同じduty比で出力されるという結果になっていました。
対策として、コンデンサの挿入位置をレギュレータの前段に移行。
さらに、ちらつき防止用として入れていたセラコン(47μF×3)も、実験の結果あまり機能しないことから、10μF×1に変更します。
さらにさらに、低電圧時にレギュレータでのドロップアウト電圧によってLEDの点灯が不安定になる対策として、電流調整ICに取り換えてしまいました。
これらの対策を施して完成した基板がこちら↓

名付けて、「RB-Light」と呼ぶことにしましょう。
結局完成したスペック
- 取り付け部は幅広、幅狭、幅狭(集電部中央寄り用)の3種類(リン青銅板の形状加工によってはkatoも可)
- 電流値:15mA(定電流IC採用)
- 全長128mm
- LED10個/本
- 手やペンチで折り取りできるので長さ調節簡単
こんな感じになりました。
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