RB-Light 安全性・電気特性

こんにちは!中の人です。

今回はRB-Lightシリーズの安全性についてです。

RB-Lightの設計上限電圧

本製品のシリーズでは、設計上限電圧をMAX 16Vとして設計しています。

これは、開発時にHOゲージでの使用までを視野に入れて設計したためです。通常のNゲージの運転ではMAX 12Vまでしか使用しませんので、電圧の上限は十分に余裕を確保しております。

通常のテープLED室内灯では、高電圧での使用は発熱の危険があったり、場合によっては車両の溶損や発火、制御機器の破損などの可能性がありますが、RB-Lightでは十分な余裕をもって設計されています。

※定格12V内でご使用下さい。
DCCやHOなど12V以上での使用は十分な検証をしておりませんので保証できません。

特にDCCは高周波の交流信号を使用しますので、ご使用の際は自己責任で十分なテストをお願いします。

各部品の定格・選定条件

RB-Lightに搭載されている各部品は、各部品メーカーの正規品を使用しております。

それぞれの部品は、使用する箇所や用途によって、適切な物を選定しています。

  1. 整流用ダイオード
    ダイオードはPNタイプの逆回復時間が短いもの(10n秒以内)、耐圧40V以上、定格電流200mA以上の物を使用しています。
  2. PWM入力平滑用コンデンサ(パスコン兼用)
    常点灯対応コントローラなどが出力するPWM電流を平滑し、常に一定の明るさにするためのコンデンサです。
    線路からの入力部に近く、モーターの逆起電力など瞬間的なピーク電圧が入ってくる可能性を考慮し、耐圧は25V以上の物を使用しています。
  3. 各種抵抗
    LEDの明るさを決める抵抗です。明るめ、標準、暗めの3用途の抵抗を実装してあり、ソルダジャンパや抵抗を外すことで明るさを調節できます。
    明るめでの使用時は、高電圧時に若干の発熱(人肌程度以下)があるので、基板の配線パターンを太めにして放熱措置を施してあります。
  4. ちらつき軽減用コンデンサ(コンデンサタイプのみ)
    集電不良によるちらつきを軽減するためのコンデンサです。コンデンサタイプのみに搭載されていて、直流特性に優れたコンデンサを使用しています。
    定格電圧をオーバーすると故障の可能性があるため、コンデンサの耐圧を20Vと高めに設定しています。
  5. 突入電流防止用抵抗(コンデンサタイプ用の部品)
    ちらつき防止コンデンサは直流特性向上のため、低ESR、大容量の物を使用しておりますので、そのままでは突入電流が大きくなってしまいます。
    そこで突入電流を60mA程度(最大100mA)に抑えるために、突入電流防止用抵抗を直列に挿入しています。小型のチップ部品でコンデンサタイプのみの実装は大変なので、ノーマルタイプでも共通で実装されています。

試験済コントローラ

TOMIX社
・N-DU202-CL(5512)
・N-1001-CL(5506)
KATO車
・スタンダードSX(22-018):N用アダプタ使用時のみ

基板材質

基板に使用している基材はFR-4を使用。耐用年数に優れていますので、鉄道模型に組み込んで長期的に保管する際も変質が少なくなっています。

推奨環境

コントローラはTOMIX社製常点灯対応の物を推奨しております。

上限12Vでの使用を想定しておりますので、最大でもKATO社N用アダプタ電圧13.5Vを超えるご使用はおやめください。

とくに、KATO社やTOMIX社の旧製品(品番5001他) 、KATO社KC-1、ハイパーDやDCC、HOでの利用は瞬間的な高電圧がかかる可能性がありますのでご使用をお控え頂くか、十分な検証を行った上で使用は自己責任となります。

2件のコメント

赤熊工房 様

こちらの商品を購入したいのですが、どの様にすれば良いのでしょうか。

尾島様

お世話になります。
普段ですとヤフオクでメインに販売しております。

ここのところしばらくは引っ越し作業にて出品が滞っている状態です。
落ち着きましたら順次出品を再開いたしますので、宜しければ4月初め頃にヤフオクでご検索頂けますと幸いです。

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