電解コンデンサはでっかいコンデンサ

コンデンサとは?セラミック・フィルムコンデンサに次ぐ第二段、電解コンデンサ編です。

まずはWikipedia様がどのようなものだと言っているか覗いて見ます。

電極表面に化学処理することで絶縁体あるいは半導体の薄膜を形成し、これを誘電体としたもの。非常に大きな容量 (0.1μF – 10万μF (100mF)) が得られるが、一部を除き極性を持ち、諸特性はかなり悪い。電源系や低周波系に使用される。耐圧や周波数に注意する必要がある。耐圧を守らなかったり極性を間違えたりすると、正常に動作しないばかりか発熱して煙が出たり、電解液が外部に漏れ出す場合がある。ひどい時には破裂する場合もある。破裂するとコンデンサーの破片が四方八方に飛び散り、非常に危険である[11]。一般に固体電解コンデンサと呼ばれるものは、電荷移動錯体や導電性高分子を用いた電子導電性固体を用いており、従来からある電解液を用いたコンデンサに対して、等価直列抵抗 (ESR) が小さく、周波数特性に優れている為、CPU周辺など高周波系にも使用されているが、電解液タイプに比べて高価でかつ自己修復性が小さいという問題がある。

出典:Wikipedia

結構今回はそのまんまですね。

Wikipediaに書いてある通り、電解コンデンサは、セラミックコンデンサ・フィルムコンデンサに比べてたくさんの電気をためることができます。電解コンデンサの製造工程や詳しい内部構造はこちらのサイトをご覧ください。固体電解コンデンサというものもあるのですが、自分は普段使わないので非固体電解コンデンサのみについて注意点などを挙げていきます。

電解コンデンサには液体が入っている

非固体電解コンデンサには、電解液という液体が入っています。この液体が長年の使用などによって蒸発してしまったりすることもあります。このような現象のせいで自然に蓄えられる電気が少なくなってしまうことを”容量抜け”と言ったりもします。容量抜けしてしまった電解コンデンサは、設計通りの働きを取り戻すためには交換するしかありません。

よくACアダプタが使えなくなってしまったりすることもあると思いますが、これも電解コンデンサの容量抜けであることが多いです。特にACアダプタなどの電源系に使われているコンデンサは、過酷な環境にあります。電解コンデンサは熱に弱いからです。スマホの充電などをしているとき、スマホ本体や充電器が温かくなっていることがあると思います。その熱が電解コンデンサの寿命を縮めているのです。

電解コンデンサは破裂する!?

電解コンデンサは液体が入っていると先ほど述べました。これのせいで破裂するかもしれないのです。例えばプラスマイナスの極性を間違えて接続したとき。極性を間違えるとなかの電解液が蒸発して、コンデンサ本体がぱーん!!と破裂します。

「面白そう!」そう思ったあなたは危険です笑

破裂させると、大きな音はもちろん、コンデンサの破片が部屋中に飛び散ります。そして破裂した後の部屋は臭いです。なぜかは知りませんが本当に臭いんです。僕は絶対おすすめしません。というよりやっちゃだめです…..。

電源=電解コンデンサ??

これはさすがに言いすぎですが、電源系の周りには必ずと言っていいほど電解コンデンサが存在します。これはなぜなのでしょう。

コンデンサには、電気を蓄える働きがあります。コンセントから来た電流は、まったくもって一定の電圧なんて言えません。これを実際に使えるようにある程度一定の電圧に保つ働きを、電解コンデンサが担っているからです。

このコンデンサの働きを平滑化と言います。ここでは端折りますので詳しくはGoogle先生のもとへ、GO!

電解コンデンサ編、ここにて終了にしたいと思います。ではまた~👋

 

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