みなさんこんにちは!今回は,自作コントローラのお話.
PWM制御って?
PWM制御とは,オンになる時間とオフになる時間を調節することでモーターやLEDの明るさをコントロールする制御方法.制御方式の中身,詳しくはコチラから↓
使うキット・製品
- PWMコントローラ基板→アマゾンで売ってるやつ
- スイッチ(方向切き替え用):6ピン3ポジション(ON-OFF-ON)
- 適当な導線
- 電源(ACアダプターなり電池なり)
PWMコントローラ基板
Amazonで「pwm」と検索すると結構出てきます.価格もまちまち.でも,1つで500円を超えることは絶対にありません.
だいたい書かれているスペックや,載っている電子部品のデータシートから信頼しても大丈夫そうな情報を持ってくると,
- 入力電圧4.5~30V
- 最大出力電流1.5A
- デューティー比1%~100%
- スイッチング周波数:約10kHzとか20kHzとかまちまち
入出力電圧最大35Vという表示を色んな製品でよく見かけますが,これは間違い.
電解コンデンサが35Vまでの耐圧なのでそのような表記になっていると考えられますが,電解コンデンサは耐圧をオーバーすると機能低下や劣化が早まるだけでなく,最悪爆発・発煙のリスクがあります.
そのリスクを考えて30Vまでが適正な使用範囲ってことです.
とは言っても,模型で使用するなら約12V程度ですので気にすることはないでしょう.
最大出力電流は5Aとなっているものが多いみたいですが,早期故障とか放熱のことを考えると1.5A程度が妥当です.さすがに模型で5Aは使わないので大丈夫でしょう.
スイッチ類
Amazonだとコチラのようなスイッチです.
秋月電子だとこの辺
選択するポイント
- 6ピン
- 3ポジション(ON-OFF-ON)
- 配線取り付け部がわっか状
これさえ守れば大丈夫です.
はんだづけしないで作るためのポイントは,配線取り付け部がわっか状になっている部品を選ぶこと.
どういうことかというと,正解例を見たほうが速いですね↓
※これは3ピンのものです.6ピンの物を使用してください.
あいにく6ピンでわっか有のスイッチを切らしていたので3ピンの物を代わりに載せておきます
こんな感じで,配線取り付け用の穴が開いているのが分かるかと思います.
ここに被覆を剥いた導線を巻き付けて使用します.
続いてNGな例↓
見てわかる通り,導線を通す穴がありません.
これは基板にはんだづけする専用のスイッチなので,導線用の穴は不要なんです.
はんだづけしたくないひとは,こっちを選んじゃいけません!
導線
これは適当なやつで大丈夫です.
「そうは言ってもわからん!」ていう人におすすめなのはコチラ
協和さんがつくっているやつなので高信頼です.
電源
これも適当なのでOK.リサイクルショップにいって,出力電圧が12V,出力電流は600mA(0.6A)~1.5Aくらいのものを選んでくると良いでしょう.
出力電圧は,回路の最低動作電圧である4.5V以上12V未満だったら回路自体は動作します.大体8V以上あればNゲージの動作には問題ないでしょう.
(8Vだと新幹線とかなら遅めかな?っていうレベル)
Amazonだとおすすめはこの辺
でも電源だけでこれだけしちゃうのはもったいないので,近くのリサイクルショップのジャンクコーナーで\300くらいで拾って来ましょう.
9V電池を使う方法
秋月電子通販ページより
9Vバッテリーの端子に装着するための部品です.
Amazonだとこの辺
ELPAの商品はかなり高めですが,近くのホームセンターにも売っているくらい入手性はいいです.
こんな感じのやつならどれでもOK!
あと必要なのは9V角型電池.
組み立て
いよいよ組み立て.
とは言っても,そんなに難しいことはありません.
部品同士を導線で繋ぐだけ.
配線はこの通りにつなぐだけ.
PWM基板に導線をつなげる場所は,ネジで緩んだり締めたりできるようになっています.
導線の被覆を剥いてネジを緩めて差し込み,ネジを締めて固定します.
電源と基板を接続するときの極性を間違えないこと!
PWM基板によって配置は若干変わりますが,入力出力の配置はだいたいみんなこんな感じでした.
基板の裏に「DC-IN + -」とかって書いてあると思うので,その印刷で極性をきちんと確認してから,電源とPWM基板のプラス同士,マイナス同士で接続してください.
PWM基板側の「motor」と書いてあるほう,つまり出力側は,プラスマイナス関係ありません.どっちに赤色のコードとかは気にしなくても大丈夫です.
スイッチは方向切り替え用です.図の通りに接続すれば問題ありません.
スイッチへの導線はこんな感じにひねって接続します↓
スイッチに導線を接続するとき,きちっと巻かないと接続不良が発生します.
スイッチに導線を接続したら,それぞれをショートしないようにビニールテープで巻いて絶縁しましょう.
※ショートでの保護機能はありません.電源(ACアダプター)に過電流制限機能がついている物がおススメです.
ヒューズの配線方法は,どこでもいいので配線を1本切って,ヒューズで切った配線同士をつないでください.(直列接続)
試運転
お疲れ様でした.
スイッチから出ている導線とレールを接続すればようやく完成!
電源を繋いで走らせてみましょう.
わからないことや,他の部品を使いたいんだけど…などありましたら,コメントよりどうぞ.
それでは,快適な模型ライフ,楽しみましょう!バイバーイ👋
コメントを残す