ジオラマ製作の基本!地面の作り方③

地面の作り方1,2にに続いて今回はパウダーやフォーリッジの製品、使い方を解説していきます。

さまざまな製品

各社から発売されているいろいろな製品を紹介します。

いろいろなパウダー

パウダーの製品には主に、土色を表現する茶色系の色、芝生などを表現する緑系の色の二種類があります。

トミックスの製品

トミックスには茶色系、緑色系のそれぞれ4種類のラインナップがあります。使用する製品によって全く違う色合いを出すのでさまざまな製品を混ぜたりしながら使っていくのが良いでしょう。

KATOの製品

KATOは緑色の芝生の表現をはじめ非常に多くの製品のラインナップがあります。また、雪景色を再現するための真っ白のパウダーも発売されています。

ポポンデッタの製品

ポポンデッタの製品はグリーン、ミックスグリーン、ブラウン、ライトブラウンの4種類があります。

ポポンデッタのパウダーは粒の大きさや、種類が違うため単一になりにくくリアリティーが出ます。また、他社製品に比べ価格が安く手軽に使いやすいです。

いろいろなフォーリッジ

紛らわしいものが多く誤解を生んでしまわないように用語解説からします。フォーリッジとターフは全く違ったものだとわかっていただきたいです。

  • フォーリッジ 繊維質の素材に細かいスポンジを絡ませたもの(ex.藤棚、木の葉っぱなど)
  • ターフ スポンジに着色したもの(ex.線路脇の低い草など)

katoの製品

katoからは非常に多くの色のフォーリッジが発売されています。

トミックスの製品

トミックスからは色違いの4種類が発売されています。季節によって使い分けるのが良いでしょう。

パウダー・フォーリッジの使い方

パウダーの使い方

パウターは下地の塗装を適度に隠すように撒くのが基本です。撒きすぎると分厚くなりすぎて盛り上がってしまいます。

必要なものは以下の通りです。マスクはなくても大丈夫ですが、くしゃみや咳をしてしまうと悲惨なことになるので使用を推奨します。

  • マスク
  • ビニール手袋
  • パウダー(出来ればミックスされているもの)
  • ボンド水(かなり薄めに)

手順はこんな感じです。先に下地の塗装などをすることを前提としています。

  1. パウダーを撒く(修正が効きにくいので丁寧に)
  2. 不自然な部分の形を整える
  3. スポイトなどでボンド水を染み込ませる
  4. 乾かして余りを掃除機ですいとる。

巻き終わったら直線なもので水平にならします。今回はピンセットを使用しました。

↑ならしている様子

だまができる場合は中性洗剤を混ぜて染み込ませてください。数適垂らすだけでも劇的に変わります。

霧吹きがある人は,ふつうの水に中性洗剤を混ぜたものを霧吹きで吹きかけてからボンド水をかけると,ダマができなくなるのでかなり作業しやすくなります!

この時,散布したパウダーを吹き飛ばさないように,遠目の位置から広範囲に吹きかけるのがポイント.

だまができたときの対処法

乾かして完成です。

フォーリッジの使い方

フォーリッジの使い方は沢山あります。中でも比較的メジャーな使い方を紹介していきます。

丸めて線路脇の低い植物に

適当な大きさに切り取り小さく丸めます。それを並べるだけで生垣をつくれ、生活感が溢れるジオラマに仕上がります。

爪楊枝で針葉樹に

爪楊枝に巻きつけることで針葉樹を作成することができます。自作する事でコストがかなり下がりますので山などで大量に必要な時にやってみると良いでしょう。作成手順は以下の通りです。

  1. 爪楊枝を木の幹の色に着色する
  2. フォーリッジを適当な大きさに切り取り巻きつける
  3. フォーリッジ同士を絡ませて完成

まとめ

ジオラマの顔となる地面のパウダー散布。簡単にできるものの表現が単調化してしまい意外と頭を使う部分です。やっていくうたに上達するものなので練習して技量をあげていってください。

前回編はコチラ↓

ジオラマ製作の基本!地面の作り方②

2020年6月17日

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