皆さまこんにちは。中の人です。
今回は、T社北斗星の北海道編成(98835/98836)向けに開発した室内灯のご紹介です。
他セットにも使用できる車両も多いのですが、発売されたセットがあまりに多岐に渡りますので割愛させていただいています。
北海道編成B寝台個室
【客室側】
客室は蛍光灯による点灯だったため、白色(5000K)のLEDによる点灯で再現しています。
2階席の窓から基板が目立たないよう、基板形状を工夫しています。
方向幕、デッキも個別にLEDを配置し、実感的に点灯します。デッキは北海道車特有の電球色で点灯する様子を再現しました。

【通路側】
デッキ、通路は電球色で点灯する様子を再現。
客室側と通路側で異なる点灯色をお楽しみ頂けます。
方向幕には白色LEDを採用し、通路部との差別化を図っています。

※ソロの車掌室ですが、通路側が画像だと若干白色に見えますが、電球色で点灯しています。
通路側方向幕は、14系改造車(オハネ25-561/562)と25系改造車(オハネ25-563~)で位置が若干異なっており、T社の製品もしっかり作り分けてくれているので、この室内灯でも方向幕用LEDの位置を作り分けています。
スハネ25-501/502
今回の98835に入っているスハネは501番が該当しますが、98676(北斗星1/2号)や92368(混成編成)の502番も同様の構造ですので取付可能です。503番は構造と色が全く異なるので開発中です。
【客室側】
デッキ、方向幕は白色で再現しました。
ミニロビーは電球色で、多点光源で実際のきらきらとした点灯を再現しています。


【通路側】
北海道編成の個室B寝台車はデッキ、通路共に電球色でしたが、スハネ501/502は通路、デッキ共に北海道車の初期改造車に見られる東日本車と共通の白色仕様となっています。
シャワー室前は専用LEDを配置して白色点灯を再現していますが、プラ板等でしっかり区切らないとどうしても色味がぼんやりと混ざってしまいます。



スシ24
北海道編成のグランシャリオはオリエント調の内装を導入しており、メイン照明は白色蛍光灯による間接照明だったため、厳密には白色または黄白色で再現するのが正しいですが、車両を外から見るとテーブルランプから漏れる光の影響で車内が電球色で照らされているように見えることが特徴でした。
今回の室内灯では、ダイニングスペースは電球色で、かつ他車より暗めで再現しました。

厨房と通路は白色で再現しています。

カウンタースペースは電球色による再現で、東日本のスシと差別化を図っています。

オロネ25
オロネは初期改造車のため、東日本の車両と共通となっています。
【客室側】
客室のメイン照明は白色蛍光灯による点灯でしたが、ベッド部にあるサブ照明が電球色で結構な明るさがあったため、全体的には白色と電球色の中間のような色味で点灯している様子を再現しました。

デッキや方向幕は白色で再現していますので、これらと比べると一段階暖色寄りの色味で点灯していることがお分かりいただけると思います↓


↓実車の光源を再現すべく、白色と電球色のLEDを実装することで客室の絶妙な色味の加減を再現しました。
メイン照明を消灯したときは客室が電球色で照らされるため、主照明用の白色LEDを除去することで一部の部屋のみ電球色で点灯する様子も再現できる構造としています。

通路側はスハネ501/502や後述のオロハネと同様、白色で点灯する様子を再現しています。

オロハネ25 551~553(ロイヤルデュエット)
【客室】
ロイヤル個室は電球色、デュエットは白色で点灯する様子を再現しています。
B寝台個室オハネと同様、2階席の窓から基板が目立ちにくいように基板形状を工夫しています。

【通路側】
こちらもスハネ同様、北斗星登場初期に改造された車両のため、デッキ、通路共に蛍光灯による白色で点灯する様子を再現しました。



帯の入り方による外見上の違いはあるものの、車内構造としては551~553で共通だったようで、室内灯による差別化表現は取り入れておりません。
※オロハネ25-554(98676 北海道編成1/2号)は改造時期や種車が異なるため、窓割や寸法が上記の3両とは異なっていました。また、後述のロイヤルソロと同時期の改造のため、デッキも電球色で点灯していました。新規に基板を起こして専用品を製作予定です。
オロハネ25 555~558
ほぼオロハネ551~553と同様ですが、デッキが電球色点灯となっています。
改造時期がロイヤルデュエット(554除く)改造から1~2年後だったため、基本仕様として順次デッキが電球色に変更されていったようです。先述のオハネ個室B寝台からは更に通路も電球色点灯に変更されています。
北海道としては共用部分を電球色照明にして車内の印象を落ち着いたものにしたい思惑があったのかもしれません。


↓北海道車ロイヤルデュエットとは異なり、デッキが電球色で点灯する様子を再現しています。

【通路側】
この頃に改造された車はまだ通路が白色蛍光灯による点灯でした。
デッキが電球色ですが、ボディの青に吸収され色味がはっきり出ないので、ボディ側に内装シールを貼ったり、白の紙やマステを貼るだけでもかなりの効果が見込めます。

カニ、オハネフ(ネフ24-500を除く)は共通仕様となりますので、別ページにてご紹介したいと思います。
コメントを残す