前回、大方室内灯としての原型が完成したRB-Lightですが、まだ色味を決めていませんでした。
照明用のLEDを選定したので、対応色温度が下は2700Kから、上は8000Kまであります。適切な色温度を選定していきます。
コイト電工のホームページから引っ張ってきたデータを載せておきます。
http://www.koito-ind.co.jp/new_product/interiorlamp.php
このページにあった室内灯パンフレットを参照しました。この製品の場合は色温度が約5000Kとなっています。
他にもざっくり探した感じだと、鉄道車両に使われる室内灯は白色が4700K-5000Kが多いようです。電球色だと2700Kあたりらしい。
とは言え手持ちがそう都合よくあるわけでもなかったので,早速5700KのLEDを使用して点灯させてみました↓

…思ったよりも白いですね
純粋に「白!」って感じの色合いです。
実車の室内灯は結構黄色みが強いものが多い印象なので、ちょっと白すぎるかなと思いますが、リアルな黄色っぽい色よりもこっちのほうが模型映えしそうです。
あと真っ昼間野明るい環境でしか走らせないならこれくらいの明るさでもいいんですが、暗い中で光らせた画像がこちら↓

こちらも想像以上に明るくなってしまったので、基板の設計から見直してみます。
設計を変えて、定電流ICをやめて定電圧レギュレータと抵抗の組み合わせを使うことで、5mA未満の低電流にも対応できるようにしました。
はてさてそんなこんなしているうちに別の色味のLEDが到着。
今回用意したのは、1200K下げて4500KのLED。
点灯させた状態はこんな感じ↓


だいぶ良さげな色で落ち着いてくれたのではないでしょうか.しかも割とキレイに光ってくれました。電圧レギュレータは、ドロップ電圧と言って低電圧を取り出すときに損失がでるんですが、常点灯で使用して、かつ平滑用のコンデンサも入れて常点灯で駆動しているので低電圧時でも安定して点灯してくれました。
ということで、意外にも良い出来になって主は満足です。
明るさは明るいほうからH,L,Dと呼ぶことにしました。とはいえHは明るすぎて恐らく今後使うことはなさそうです.
明るさの比較画像も貼っておきます.
↓比較画像

定電圧レギュレータで降圧した電圧が5Vで、LEDの電圧降下が2.8Vなので、Dタイプの電流値は約1mAとなりました。LED一粒あたり0.1mA…とても省電力です。実測値は、レギュレータでの電力損失があるので
約3.5mA@12V/本となりました。
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