お手軽エアブラシ入門

今回はエアブラシについて具体的な費用もふまえて紹介したいと思います!

エアブラシとは??

エアブラシとは塗料を噴霧するための道具です。最大のメリットはなんといっても種類の限られているスプレー塗装とは違い,
自分で混ぜ合わせた好みの色を使えること
筆塗りでは難しいメタリックカラーとクリアカラーでのムラがない均一な塗装をすることができます。

エアブラシと筆塗りの比較

それでは実際に筆塗りとエアブラシの違いをプラ板に塗装して比較してみます。左が筆塗りで右がエアブラシとなります。

 

まずはクリアレッド。

少し分かりづらいですがGSIクレオスのクリアレッドで比較。
エアブラシのほうが,より均一な塗装ができます。クリアカラーはとくにムラなく塗装することが難しい塗料です。

 

そしてメタリックカラー。

この塗料はエアブラシ専用なのでフェアではないかも。右のエアブラシで塗装したほうは,
下に置いたクリアレッドのプラ板の色が反射して写り込むくらいピッカピカに!

下地の時点で周囲が映り込むくらい磨き上げればさらにメッキ調の塗装表現になります。

エアブラシに必要なもの

 

最低限必要なものは

  • それ自体エアブラシとも呼ばれるハンドピース
  • それに空気を圧縮して送り込むエアコンプレッサー
  • 飛び散った塗料ミストを集めて強制的に排気するための塗装ブース

以上三点が必要になります。

初期費用

最近はネイルアート向けの需要もあって機械の小型化と低価格化が進んでいます。

最低価格目安

最低限必要なものを税込みメーカー希望小売価格準拠で最安値でそろえるとしたらこれくらいです.

  • エアブラシセット(エアテックスのメテオ)11340円
  • プロクソンのスプレーブース 11880円
  • 塗装用マスク 2916円

計26136円
値引きを考慮して最低限でも25000円くらいからです。換気扇を改造して塗装ブースを自作すれば少し価格を押せられると思います。
ちなみに私のつかっている用具はフルだと総額74,088円。た,高かった….
※メーカー希望小売価格換算なので実際に購入した金額とは異なります。

エアテックス社製メテオ
:小型のエアコンプレッサーとダブルアクションのハンドピースのセット。
小型機は総じて定格作動時間が短めで作動音が大きいのが難点。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

エアブラシワークセット メテオ【APC-015M】 エアテックス
価格:8900円(税込、送料無料) (2019/6/6時点)

楽天で購入

 

 

 

私が普段使っているエアブラシ一式

コンプレッサー:GSIクレオスL5 33480円
正直かなり高いのですが定格作動時間が長いのが魅力.
以前使っていたタミヤのコンパクトコンプレッサーより作動音と振動が少ないです。

ハンドピース: タミヤのスパーマックス 8424円
ハンドピースにはボタンを押すと空気と塗料が同時に吹き出すとシングルアクションと,
ボタンを押すと空気だけ出て,そこから後ろに引くと塗料が吹き出すダブルアクションがあります。

値段の差があまりないのでダブルアクションをおすすめします。

別売りのエアホース 2484円
L5にはフルセットからコンプレッサー単品までの種類があって私は単品のものを買いましたので別途購入。

ブース:GSIクレオスのMr.スーパーブース。

それの中古品で付属してなかったパーツを自分で用意したものです。

GSIクレオス
Mr.スーパーブース 19440円

塗装ブースは,換気扇などから自作すれば予算が削減できます。

それとマスクもお忘れなく。水性塗料を使う場合でも粉じんを吸い込むことが危険なので風邪や花粉症用のマスクを付けましょう。
できることなら有機溶剤対応のマスクを.

トラスコ中山 塗装マスク 2916円
用済みなので吸収缶(フィルタ)が緑色に染まってるのがわかるでしょうか。

それとあると便利なもの

  • GSIクレオスのMr.エアレギュレーターIII 7344円

:コンプレッサーが圧縮した空気から水分を分離させて空気圧の調整ができます。L5は低圧コンプレッサーですがさらにそこから圧力を落として使います。
最低限のものだと。

使える塗料

極論:薄めればほぼ使える

いわゆるラッカー系と言われるMr.カラーやガイアカラーに鉄道カラーとタミヤラッカー、フィニッシャーズなどの有機アクリル系。
タミヤアクリルやアクリジョン、シタデルペイント、ファレホなどの水性塗料。それタミヤエナメルなど。

極端な話ですが、溶剤で適切な濃度まで薄めていれば使えます。

エアブラシのデメリット

最大のデメリットは導入費用の高さ。エア缶を使えば導入費用は抑えられますが長い目で見るとコンプレッサーの方が安上がりになります。
それと筆塗りよりも塗料を薄くして使うためとハンドピースの洗浄に薄め液が筆塗りよりも多く必要になります

そしてコンプレッサーの作動音。静かなもので扇風機なみ。大半の製品はドライヤーや掃除機くらいを覚悟してください。

エアブラシは昔より入門機が増えて手を出しやすくはなりました.まだまだ初期費用というハードルは高いのですが。
使うこと自体はそう難しくはありません。
塗料濃度と対象との距離と風圧さえ適切であれば均一な塗装ができるのですから。

筆塗りを極めるよりも短い時間でマスター出来ると思います。

商品紹介

今回紹介した製品のリンクを貼っておきます.

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です