第11回目となりました今回は,
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踏切の警報音を再現する!
ということで,前回も警報音を再現しようと思ったのですが,なぜかうまくいかずまったく音が鳴ってくれませんでした.そこで今回は,mp3再生ユニットの詳しい説明も含めて徹底的にいろいろ試して警報音を鳴らします.
やるべきことは,VccとGNDをそれぞれarduinoの5V端子とGND端子に接続し,RXとTX端子をarduinoのRX,TXに接続してarduinoにコード(プログラム)を書き込む.
たったのこれだけ.これだけなのですが,苦戦したのです.
使用部品
- arduino nano互換機
- DFPlayer Mini (今回使用したDFPlayerはコチラ)
- スピーカー
- 抵抗1KΩ(RX接続時に使用)
これを使います.抵抗器はarduino nanoの11番ピンとDFplayerのRX端子とを接続する際に挟むことがメーカーのデータシートで推奨されていましたので,一応入れておきました.
Arduino nanoへの書き込み
プログラムを書き込むときに書き込みエラーになってしまい,非常に苦労しましたが,今回の書き込みエラーの原因はどうやらプロセッサ設定の問題だったようです.
書き込みの際にツールからプロセッサを選択し,プロセッサをATMega328P(Old Bootloader)に変更して書き込むとうまいこと書き込めました.
クリックして現れるATMega328P(Old Bootloader)を選択して書き込む
DFPlayer Mini
今回使ったmp3再生ユニットはこちら
アマゾンで見つけた小型mp3再生モジュール「DFPlayer Mini」というものを使いました.
この商品の特徴やスペックを書いておきます.
- 音源はマイクロSDカード
- 駆動電圧:3.2~5.0V
- 再生方法やランダム再生,停止など様々なファンクションがある(らしい)
なぜ「らしい」なのかというと,自分の知識では確認できなかったからです.
DFPlayerのピン配置
公式ページ(?)から引っ張ってきました.こんな感じのピン配置.
今回の工作で使用したのが
- Vcc
- RX
- TX
- SPK_1
- SPK_2
- GND
ですので,上の図でいう左だけを使うことになります.ちなみに,上記の1~6項までの各ピンのおおざっぱな使い道は.
- Vcc:電源+に接続
- RX:arduino との通信用端子
- TX:RXとペアで使う通信用端子
- SPK_1:スピーカーの+に接続
- SPK_2:スピーカーの-に接続
- GND:電源の-に接続
本当はこのDFPlaer用にarduino電源やarduinoの5V端子から直接取るのはよろしくないらしいのですが,今回はめんどくさいのでやっちゃいました.つまり,
- Vcc:arduinoの5V端子に接続
- GND:arduinoのGND端子に接続
-
というようにしました.
DFPlayerとarduinoの接続
写真はarduino UNOの型ですが,今回はこれと同じピン番号を使ってarduino nanoで制御していきます.部品をブレッドボード上にこの通りにつなげたらmicroSDカードを準備します.
microSDカードの設定
まずはmicroSDカード内にmp3というファイルを作ります.
そのファイル内に流したいmp3音声を入れるのですが,名前の制約があります.
「0001.mp3」や「0002.mp3」というような感じで,頭の部分には必ず数字4桁を使って命名しなければなりません.
今回は録音してきた踏切の音声を「0001.mp3」というファイル名で保存しました.
プログラムを組む
いろいろ試したのですが,今回使用したDFPlayerだとコチラのコードをダウンロードして読み込むとうまいこと動いてくれました.
サンプルプログラムが長かったので,20秒間だけ再生して10秒間停止というのを繰り返すプログラムを試験コードとして書いてみました.
実際に鳴らしてみる
ここまで整ったらプログラムをarduinoに書き込んで実際に再生してみましょう.
書き込みエラーがでずにarduinoに書き込めたら第一関門クリアです.
続いて再生してくれるかどうか.結果は…
無事になってくれました!
歓喜です!これで一通り踏切の動作完成への道のりが見えてきました.
次回はこれと警報灯,遮断機を組み合わせて動くかどうか検証していきます.
遮断機についてはNゲージ工作 踏切の自作9をご覧ください.
では,今回はこの辺で~👋
踏切自作シリーズはコチラ
→踏切シリーズ
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