みなさんこんにちは!今回は,前回の安いテープLEDで作った室内灯と比較するべく,高価なテープLEDで室内灯を自作してみたいと思います.
高いテープLEDと安いテープLEDの差
先に前置き.安いテープLEDとは12V品のこと,高いテープLEDとは5V品のことです.
基本的にテープLEDは車の装飾など,12Vのバッテリーなどの低電圧電源を使用する用途で使われます.
そのため,部品点数の関係からなるべく12V専用のテープLEDが安価に量産されています.
安いテープLEDは3個のLEDを直列に接続しているので,最低起動電圧が9Vくらいです.
これがNゲージにとっては正直不向きです.
Nゲージは0~12Vの範囲の電圧で使用したいので,9Vから点灯するようでは低速走行時などには点灯しないので,室内灯としては不完全です.
なんで起動電圧9Vなのに常点灯ができるのかは,PWM制御の仕組みを解説した記事がありますのでそちらをご覧ください↓
一方の高いテープLEDの最低起動電圧は3.1V程度(理論値)なので低速から点灯してくれます.
常点灯対応(PWM制御タイプ)のコントローラを使うつもりがないなら,5V品のテープLEDを使うことが勝手に決定します.
金額面の差
私が購入した時点で5V品が3mで1380円、12V品が5mで475円だったので、だいたい5倍の価格になってしまいます。
12Vで使用するために定電流ICが必要なのですが、これも秋月電子で200円/10個と高額なので、12V品がいかに安く製作できるかがお分かりいただけると思います。
集電用のスプリングないしは銅板の価格を除いて、それぞれ必要な費用をまとめてみました。
12V品:35円/本
5V品:90円/本
こんなに違います
製作方法
単純です。ブリッジダイオードからの出力とテープLEDの間に定電流ICを挟むだけ。
回路図はこんな感じ(本当は抵抗器があるけど省略)
定電流ICの部分以外の使用部品・作り方については、前回の12V品のテープLEDで室内灯を作る回を参照してね↓
ちなみに今回使ったのは15mA用のNSI45015WT。
テープLED側に定電流ICを取り付けるための加工をしていきます。
テープLEDのプラス側が上に来るように置いて、こんな感じで切り欠きを入れる&表面の白いの(レジスト)をカッターなどで剥がします。
ここに定電流ICをはんだ付けします。chip部品の半田付けにはフラックス必須ですよ!
向きは、定電流ICの黒いパッケージに線のあるほうが右向きになるようにはんだ付けします。
あとは12V品と同様に仕上げるだけです!
ちょっと高いけど、消費電力も小さく、車両の端まで光が行きわたるので実感的になります。
それでは、今回はこの辺で~👋
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